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2009年06月 アーカイブ

2009年06月09日

民間企業の獣医師

民間企業のうち、乳業・食肉・家畜飼料等の関連企業では営業や品質管理、製薬関連企業及び独立行政法人を含む各種の研究施設では、検査のほかに実験動物の生産や管理を行う獣医師も置かれる。また、慢性的な獣医師不足はこれら研究施設を悩ませている。

公務員の多くと同様に臨床業務に携わる事は無いが、研究者としての高度な獣医学上の知識や技術だけでなく、マーケティング感覚や消費者ニーズに即した柔軟な発想・コスト意識が要求される。

ただし公務員と違って、企業によっては必ずしも獣医師免許を必要としない場合もある。


獣医師免許取得者の動向 [編集]
ペット動物の多様性や社会的地位の向上以外にも、「動物のお医者さん」・「向井荒太の動物日記?愛犬ロシナンテの災難?」のような獣医大学の学生を主人公とした漫画・ドラマの影響によってここ数年、獣医師は「なりたい職業」の上位にランキングされるようになってきた。

また前記のようなドラマや、特に女子学生の増加による影響で、学生の卒業後の進路も小動物臨床分野を希望する比率が年々高まっている。近年では女性獣医師に対する農場や現場の先輩獣医師の理解も高まり、産業動物分野への就職を希望する女子学生も増えてきてはいるが先述のとおり、産業動物分野の主な対象は牛など大型の動物であることから肉体面での負担が大きく、活躍の場も地方の農村が中心であることからこれを敬遠する女子学生は少なくない。

両親が開業臨床獣医師でない者を中心に「生活の安定」を求める意味で、地方自治体や公的研究機関など公務員の獣医師を志す者も少なくない。しかし最近は公務員でも、下記のような相次ぐ組織の統廃合に伴う人員削減や事業の縮小及び外部委託によって、収入どころか身分的にも「安定」とは言えない状態になっており、それに伴う職域選択幅の縮小による人事の停滞・硬直化も起こっていることから、学生の志望は給与・人事等の待遇面で少しでも条件のいい自治体・団体への偏好が目立つようになっている。
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保健所の施設数削減、及び保健所からの動物関連業務の撤退(=動物愛護施設への集約)
畜産試験場や衛生研究所等、試験・研究機関の法人化(独立行政法人・財団法人等)
動物園・水族館への指定管理者制度導入による事実上の民営化
公務員として働く獣医師には、大学に6年間通う分の基本給への年齢的加算や特殊な業務に対する特殊勤務手当の支給がされる場合もあるが、給与体系は事務職員などのいわゆる一般行政系職員と同一である(稀ではあるが埼玉県などのように、獣医師と薬剤師の初任給を他職より1級高く設定している自治体もある)。

また、労働基準法の有期労働契約5年特例職である医師や歯科医師などと違い、定年退職の年齢は一般行政系職員と同じ60歳である。定年退職の年齢が一般行政系職員と同じという点で、他の職員に比べて勤続可能年数が短い(4年制大学新卒者が22歳なのに対して新卒獣医師は24歳)うえに上級職のポストが殆どないことから昇任の機会にも乏しく、退職手当まで含めた場合の総合的な待遇は高卒相当の事務職員よりも劣る場合があると言われ、国家レベルでの免許を持っているにもかかわらず多くの大卒行政職員と比較しても格段の差がある。

更に公務員全体に対する基本給の削減や年金制度改革によって、開業臨床獣医師や企業獣医師との生涯所得格差がますます拡大している。このような傾向は特に市町村合併によって誕生した比較的新しい中核市・政令指定都市で顕著であり、基本給が地域の最低水準となったり、他の自治体であれば普通に支給されるはずの手当がなかったりと、一般行政職員との差がますます広がっている。このため、公務員を志す目指す学生は、たとえ都市部であっても新興政令市は敬遠する傾向がある。

一方で政府は、BSEや高病原性鳥インフルエンザ・O157など人獣共通感染症及び食の安全に対する国民の関心の高まりを受けて家畜衛生・公衆衛生に従事する行政獣医師の社会的ニーズが高いと判断し、平成20年度以降の各獣医大学の定員増加計画を検討している。

2009年06月13日

有機化学(ゆうきかがく、organic chemistry)は

有機化学(ゆうきかがく、organic chemistry)は、有機化合物すなわち炭素化合物の合成、性質についての研究を目的とする化学の分野である。伝統的には二酸化炭素や一酸化炭素、炭酸などは有機化合物に含めない。大体は C−C 結合か C−H 結合を持つものが有機化合物である。また、ある有機化合物を炭素以外(金属元素の場合も含む)の基で置換した構造を持つ化学物質も広義の有機化合物として有機化学の対象とされる物もある[1]。

構造有機化学、反応有機化学(有機反応論)、合成有機化学、生物有機化学などの分野がある。

100を超える元素の中で炭素の化合物だけが特に取り上げられる理由は、炭素が無限の多様性をもつ物質を作る材料になりうるからである。実際、現在知られている化合物のうち、炭素以外の元素のみからなるものは、炭素を含むものにはるかに及ばない。また生体を構成するタンパク質や核酸、糖、脂質といった化合物もすべて炭素化合物である。これは、炭素が −C−C−, −C−O−, −C−N− といった連鎖を任意の数だけ繰り返して共有結合できる唯一の元素だからである。ケイ素はいくぶん似た性質を持つが、炭素に比べると Si−Si 結合やSi=Si結合等の安定度が低いために炭素ほどの多様性をもたない。

有機化学が誕生する以前から人類は様々な有機物を利用していた。食べ物については言うに及ばず、麝香や樟脳等の香料、石鹸やアルコール等がその好例である。石鹸は油脂を植物灰中の金属塩と反応させて作られていた。

従って有機化学の始まりを定義するのは異論のあるところである。初期の有機化学は有機物が持つ性質を分析することであったと考えられる。何故ならば有機物は人工的には合成することができず、生命の神秘的な力によって生まれると考えられていたからである(生気論)。二酸化炭素などは炭や木を燃やせば作ることができるため、生命力に依らない無機物であるとされた。つまるところ、人によって作ることができず、生物によってのみ作ることができる物質が有機物であると考えられていたのである。

生気論は1828年にフリードリヒ・ヴェーラーによって打ち破られた。彼はシアン酸アンモニウムの加熱によって有機物たる尿素が得られることを示したのである。これ以降も様々な有機物が合成されるに至り生気論は崩壊した。これによって有機物の定義は冒頭にある通りになった。
ハンドボール
ジーンズ
衛星
フラダンス
白地図
計算化学
茶道
フットバッグ
年金
船舶工学
免疫学
フードテーマパーク
生活習慣病
映画史
スクエアダンス
化学工学
ストリートダンス
地球
人形劇
生態系

その後、様々な有機化合物の性質が調べられ数々の反応が発見された。その中で特筆すべきものとして芳香族化合物の発見があげられる。最初に見つかった芳香族化合物はベンゼンである。ベンゼンの構造はフリードリヒ・ケクレによって示された(注:「ケクレがベンゼンの構造を示した」というエピソードについては異論も唱えられている。本件の詳細はケクレの項目を参照のこと。)(ベンゼンの構造として別にプリズマンやデュワーベンゼンが提唱されたが結局却下された)が、二重結合を有する物質の割に反応性が低いことや、置換誘導体の種類が少ないなど奇妙な性質を持っていることが分かった。この奇妙な性質の原因が解明されるのは量子力学が導入されてからである。

さらに時代が下って1934年、ウォーレス・カロザースによって最初の合成高分子たるナイロンが作り出された。やがて有機化学の発展と共にゴムや接着剤、樹脂などが合成されるようになり、靴下から宇宙船まで様々な分野に応用されている。

また、有機化学は生物を構成する物質を扱う学問であり、生化学とごく密接に関連している。生化学における反応の理解や、生体物質の解析などに一役買っているのである。

現在では、有機化学は生化学や高分子化学の基礎として位置づけられている。

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